肥大型心筋症による血栓症と肺水腫を発症、夜間救急に駆け込む話
前述の続きです。
一昨日(4/29)の夜19時半ごろに帰宅すると、ご飯を食べずに泣きまくる猫を発見。
触ろうとすると威嚇してきました。
部屋にはウンチとおしっこが散乱しており、普段はトイレでできる子なので明らかに様子がおかしいと感じ、かかりつけ医の診療時間外のため、近くの病院に診てもらえるか電話。幸い近くで1軒見つけられたのでタクシーで向かいました。
診療所での診察結果は「血栓症で足が痛いのだと思う、超音波検査で肥大型心筋症があるかもしれない。急いで夜間救急に行かないと足が動かなくんるだけではなく、最悪死に至る」と言われました。
足の肉球を見せてもらうと、普段は鮮やかなピンク色が真っ白になっていました。
その時は急な出来事にパニックになり「何を言ってるんだ?」と完全に思考停止状態でした。
パニックのまま、お医者さんに夜間救急の受け入れ確認をしてもらい急いでタクシーで向かいました。
道中でも泣き続ける猫を見ながら、「痛いの?怖いの?」と声をかけ続けました。
夜間救急に到着後、すぐに精密検査が始まりました。
待合室で待機して約2時間ほどでしょうか、、精密検査の結果が出て先生に呼ばれました。
診察の結果は
・肥大型心筋症
・血栓症
・肺水腫
の3つでした。
名前だけ聞かされても何がなんだかでしたが、先生がゆっくりと丁寧に説明してくれました。
「肥大型心筋症で血の循環が良く無いこと、血のかたまりができてしまい、それが細い血管に詰まってしまうこと、血の循環が良く無いことで溢れた水が肺に溜まってしまっていること」ざっくりとこんな感じでした。
緊急性を擁する順番として【肺水腫→血栓→肥大型心筋症】の処置を進めてくれるとのことでした。肺水腫が悪化するとそもそもの呼吸ができなくなってしまうのです。
すでに説明を受けている前から治療がスタートしていました。
そして先生から血栓症に対する治療方法が2パターンありどちらにするかを決めて欲しいと言われました。
1.保存療法(血の流れを良くする薬を使い血の巡りを促すること)
2.血栓溶解剤の使用
双方のメリット、デメリットを丁寧に説明していただき、私たちは1の保存療法を選択しました。2の場合、今回は完全に良くなることがあるかもしれないが、急死に至る場合もあるとのことで、数時間前まではこんなことを予想していなかった私にとって「死」が迫っていること自体が考えられませんでした。
そして夜間救急で朝まで肺水腫の治療を続けてもらいました。
その間に私たちは「家の近くで転院先を探すように」と先生から言われました。
その際に「もし今回一時受けしてくれた病院に通院可能なら、そこが良いかも」と言われました。
最初に診てくれた先生が夜間救急に繋ぐ際に
「もし転院することがあればうちが責任を持って預かる」とお伝えしてくださっていたそうです。
その言葉を聞いて涙が溢れて止まりませんでした。
深夜2時ごろ、私たちは夜間救急にマシューを残し帰路につきました。
帰宅してすぐに緊張の糸が切れ、再びボロボロと泣き崩れました。
朝は普通にしていたのになぜこんなことに、、、考えても仕方のないことがずっと頭の中で巡っていきます。
荒れた部屋を片付け、食べていないご飯を片付け、、
その度にうずくまり涙が止まりませんでした。
1時間ほどでしょうか。少しだけ落ち着いてきた私たちは家の近くで心臓病に強いお医者さんを探し始めました。(続く)
-前述- 猫がいる生活が一変
初めまして、ラグドールの男の子マシューくんを飼っている30代夫婦です。
2年前にペットショップで一目惚れしてお迎えしました。
元気で食欲旺盛なマシューくん。
置き餌は全くできなかったので1日4回、キャットフードに記載がある規定量を小分けで与えていました。
一昨日の夜に妻が帰宅すると明らかに様子がおかしい、病院に連れて行くと連絡がありました。
私も急いで帰宅して病院に向かいました。(次に続く)
このブログはそんなマシューくんと夫婦の闘病記録です。
================================
このブログを記載している2022/05/01、まだ彼は入院中です。
病状を調べれば調べるほどに、深刻度合いが分かり
・彼が生きていることをこの世に残したい
・同じ症状で苦しんでいる人、猫の助けになってほしい
・過去に経験したことのある方から、長生きのためのアドバイスが欲しい
上記の思いからこのブログを立ち上げました。
マシューが帰宅したらTwitterでも状況を上げていこうと思います。